アラジンのつぶやき

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日本銀行金融政策決定会合

1月25日、日銀金融政策決定会合に初めて出席しました。

日銀内の厳かな部屋の中の丸テーブル。
日銀政策委員という金融のプロフェッショナルが座る席です。
私も、内閣府副大臣として、同席しました。
午前中いっぱい、ひたすら報告と議論という感じでした!
とにかく皆さんとても早口で、金融専門用語のオンパレード。
ついていくのに一苦労でした。

驚いたのは、情報管理の厳格さ。
議論の間中は、部屋を出ることが事実上禁止されているのです。
従って、トイレに行くこともできません。
さらに、部屋への携帯電話持ち込みも禁止です。
情報が勝負の世界でした!

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スウェーデン出張報告2(高い国際競争力の秘密)

スウェーデン出張報告2>(高い国際競争力の秘密)

スウェーデンは、EUの中でも、トップクラスの抜群の国際競争力を保持しています。
その秘密を高官に聞いてみました。日本とは、かなり違ったアプローチだと思いました。

スウェーデンの高い国際競争力の秘密

1.創造力強化による経済危機克服法(スウェーデン方式)

(国内産業空洞化、失業、賃金下落をもたらすグローバリゼーションを乗り越えるための方法を聴いた際の答え)

新規産業を立ち上げ、国内競争力を最大限に上げていかねばならない。その際、注意せねばならないのは、落ちゆく旧産業や問題企業を保護してはならないことだ。(この観点から、米国がGEを救済したことや、日本がJALを救済したことには、かなり批判的でした)
言い換えれば、企業競争分野においては、あくまでも市場原理と小さな政府主義を貫くべきだ。
そして、基本的な視点は、「あくまでも労働者個人を守る(失業保険や職業訓練等で)」ことに徹するべきだ。この確固たる方針を堅持することによってのみ、労働者を新規分野の挑戦に向かわせることができる。
同時に、適切な危機感を持ちつつ、時代の新たな挑戦に勝つことができる。つまり、スムーズな新産業への労働移動が可能となる。
スウェーデンでは、(80%の組合加入率を誇る、ちなみに日本の組合加入率は20%以下)労働組合がこの原理を深く認識しているため、国民の理解を得やすい。また、国民も、失業しても手厚い社会保障という制度をバックにして、不安に陥ることなく新規の技術やサービス等の開発に従事することができる。(高福祉・高負担のモチベーションがここに結実している)
このことがスウェーデンの新産業を切り開いていく基盤ともなっている。EUにおいても、スウェーデンが最高度の国際競争力を保持しているのは、このような理由によるのである。

2.プレ・スクールの重要性・・・創造的発想力の基盤

(イノベーションの基礎である創造的な発想力強化の秘密を聴いたときの答え)

スウェーデンの研究によると、時代の挑戦に勝ち抜くための創造的な発想を持つには、小学校教育以前のプレ・スクール期での「豊富な遊びや体験を通じた、自由な発想ができる教育」が極めて重要だということである。
この自由な発想教育は、その後の学習能力を一気に高めることになるからである。
さらに、大学授業料無料化や、「無料ゆえ、好きな時に高校や大学に入れる制度」(ちなみに、高校卒業からダイレクトに大学に入る人の割合は、わずか18%のみ)が、クリエイティヴで自由な発想を生み出すのに大きく貢献している。


           つづく
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スウェーデン出張報告

スウェーデン出張報告 №1

今年1月3日~7日までスウェーデンに出張しました。
目的は、先進地域と言われているスウェーデンの少子高齢化対策、産業競争力強化対策、消費者政策を研究することです。
主な日程としては、
 テッパン保育所やクリングスタ老人ホーム視察、ツヴァイベルグ副大臣(保育所等担当)、
コーゲルマン消費者苦情委員会委員長、ゲリダウ議員、ヌーベル前財務大臣等との会談でした。
報告が長くなったので、何回かに分けて連載します。
 
スウェーデン社会の特徴
まず、日本社会との違いを明らかにするために、研究の前提となるスウェーデン社会の特徴を記述することにします。高福祉・高負担と言われるスウェーデンには、それなりの地理的条件や歴史が重く刻まれています。

①徹底した個人主義・勤労重視の国

ヨーロッパの中でも、寒冷の厳しい自然環境を背景に、スウェーデン人の「徹底した個人主義や勤労重視」は、特に有名です。
課税や年金などの社会システムも個人単位での課税・給付です。
子どもが成人近くなると、親とは同居しなくなり、独立していきます。また、老夫婦の子ども夫婦との同居率もわずか4%です。つまり、親は、「老いたら子どもに養ってもらう」という発想は全くありません。
さらに、夫婦であっても、一方の意思に反した性行為は、比較的容易に強姦罪が適用され、個人の意思が厳密に尊重されています。ヨーロッパではよく見られるシステムですが、日本人には違和感があるかもしれません。

②歴史的な「米国への大量移民」から、出生率への関心が極めて高い

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、人口の3分の1が米国へ大量移民したため人口が激減しました。さらに、1920~30年代に出生率が低下したため、国家存亡の危機感が高まり、人口増大へ拍車がかかりました。このため、スウェーデンは移民受け入れにも積極的です。

③歴史的に女性が労働力として尊重され、男女平等思想が発展

勤労重視のプロテスタンティズムに加え、女性が労働市場に組み入れられてきました(現在、80%の参加率)

④産業強化・国際競争力強化の意欲が高い

EUの中でも、抜群の国際競争力・高技術力を保持しています。ノーベル賞の国としても有名です。

⑤高福祉・高負担の国民的コンセンサスがある

80%の参加率を誇る労働組合(日本の労働組合参加率は19%程度)も労使一体となって高福祉・高負担を推進しています。

                                        つづく


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内閣府副大臣に再任されました。

1月18日、内閣府副大臣に再任されました。
今回は、所掌範囲が変更になりました。
少子高齢化などの社会現象の変化に伴う諸政策(子ども対策、青少年対策、高齢者対策、自殺対策、男女共同参画対策、ワークライフバランス、共生社会対策、障害者対策、食育対策、交通安全対策、犯罪被害者対策、銃器対策、薬物乱用対策、定住外国人対策)や、消費者対策・食品安全対策は同じです。そして、この分野は、今度は蓮ほう大臣が担当です。

これに、経済財政政策(一部金融政策を含む)、社会保障・税一体改革、行財政の抜本的見直し、情報公開制度の改正が加わりました。この分野は、与謝野馨大臣が担当です。

さらに、行政刷新政策、公文書管理、官民競争入札、情報公開・個人情報保護審査会、民間資金等活用事業、新公益法人制度への移行が加わりました。この分野は、蓮ほう大臣が担当です。

一方、はずれた所掌があります。沖縄・北方、海洋政策全般です。
特に、沖縄や北方政策は、基礎づくりが終わって「これからだ!」と思っていた矢先だったので残念です。北方領土返還予算を従来より倍増(原案ベース)させたり、内閣改造があった日も「沖縄の心である」黒糖を中国・アジアへ販路拡大するため香港に出張したりしていました。沖縄県知事はじめ多くの方々とも懇意にさせて頂いていたので、特に残念です。

ということで、支えていく大臣は、与謝野大臣と蓮ほう大臣ということになりました。
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私が考える日本の危機解決法(第1話)No4ー最終

私が考える日本の危機解決法(第1話)No4-最終

「どうすれば、日本の産業空洞化を防ぎ、大量失業や賃金低下を防げるか?」(その4ー最終)


6.日本復活の道・・・「日本的感性型創造力」が新時代の物差しとなる!⇒ 大学入試制度の抜本改革を!

以上見てきたように、このままの教育では、これからの「創造力を基本とした本物の時代」を乗り切っていけません。新しい認識力や創造性、たくましさを養っていけないからです。これからの日本には、「学歴エリート」ではなく、「創造力エリート」が必要です。誤解を恐れず平たく言えば、「突き抜けている人」つまり「異能や天才」の数を日本で圧倒的に増やすことが大切なのです。同時に、彼らをサポートする人々や体制を飛躍的に強化していく必要もあります。

日本には、まだまだ学歴信仰が根強くあります。有名大学に入ることが、「人生成功のパスポートを手に入れることなのだ」という発想です。この発想は、今後は、「ズレた発想だ!」と言われることになるでしょう。前述のように、秀才型組織管理向き人間は、社会では一定数以上は要らないのです。彼らの発想では、無から有をなす、つまり、富を生み出すことにはならないのです。「無から有をなす発想」をいかに日本で大切にできるかが勝負です。同じように、この発想を持った人間をいかに日本社会で大切にしていく仕組みをつくっていけるかが死活問題になります。

そのためにどうするか?

私は、やはり、できるだけ早くこれまでの大学入試制度を抜本的に変える必要があると思います。例えば、従来から何度も指摘されてきていますが、過度の受験戦争を終わらせるために、大学入学を容易にして、卒業をとても厳しくするやり方もあります。卒業した者だけが社会的信用を得るという方法です。
もう一つは、知識詰め込みの受験テクニックでは、決して大学入学できないような入試考査を行うということです。例えば、受験生の創造性を直接試すような入試問題にする。これまでの既成常識にとらわれないような設問を設定し、独自の見解とその根拠を示させることも面白いと思います。受験生が自分の人生で徹底的に独自に追求してきた課題とその結果を述べさせてもよいと思います。突き抜けたクリエイティブな発想を評価して大学で育てていくのです。

また、ボランティア活動や社会貢献活動などで、いかにその受験生がリーダーシップをとっていたか等を評価することも重要です。さらに、小中高校時代のクラブ活動等での体験から、どんな認識を有しているのかを示させるのも面白いと思います。同様に、これらの学生時代の活動をよく知っている方々に推薦人になってもらうことも必要でしょう。私も昔、米国のプリンストン大学院に入るときに経験しましたが、欧米の大学に入るときには、以上のようなことは当然要求されます。このような選抜になると、人と接触しないようなガリ勉・秀才タイプははずされ、本当に目的意識を持って、その大学で学びたいと熱望している魅力的な受験生が入りやすくなります。その前提として、大学の教員には、受験生の創造力や指導力等を十分に理解し、育て上げることができる人材を配置することが要請されます。

最後に、日本社会として、新時代の感性型創造エリートに対し、どのように接していけばよいのかについて述べたいと思います。私も外務省にいて在外勤務の経験がありますが、日本社会は同質性が強いためか嫉妬や妬みが強く、お互いをけなすことに熱心で、お互いを褒め合うという習慣が薄いように思いました。これは、随分もったいない話です。日本人は、欧米人のような直線的発想では出てこないような深みのある、きめ細かな発想にとても優れています。これは天下一品です!特に、モノづくりについては、そのハイセンスで、世界の市場を席捲してきた実績もあります。
ただ、前述のように嫉妬心等から、天才的発想を持った人を内輪で潰してしまうことも多いのではないかと危惧しています。これからは、このような右脳感性的な天才型の人々は、日本社会の宝です。これらの天才が、日本に1万人出てきて、それぞれが独創的な新技術・新サービスや新発見をしていけば、日本に大きな新産業がいくつもできることになります。そうなると、それらを支えていく人材群の雇用が確保できます。ここまで来れば、失業や空洞化を生み出し賃金を低下させるグローバリゼーションの影響を受けることなく、日本人は、更なる高賃金を享受できることとなるのです。
その実現のためには、日本社会に、どうしてもお互いを褒め合う仕組みをつくっていく必要があるのです。

                                          終わり    
   ★最後までお読みいただき、ありがとうございました!                      

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