アラジンのつぶやき

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私が考える日本の危機解決法(第1話)No4ー最終

私が考える日本の危機解決法(第1話)No4-最終

「どうすれば、日本の産業空洞化を防ぎ、大量失業や賃金低下を防げるか?」(その4ー最終)


6.日本復活の道・・・「日本的感性型創造力」が新時代の物差しとなる!⇒ 大学入試制度の抜本改革を!

以上見てきたように、このままの教育では、これからの「創造力を基本とした本物の時代」を乗り切っていけません。新しい認識力や創造性、たくましさを養っていけないからです。これからの日本には、「学歴エリート」ではなく、「創造力エリート」が必要です。誤解を恐れず平たく言えば、「突き抜けている人」つまり「異能や天才」の数を日本で圧倒的に増やすことが大切なのです。同時に、彼らをサポートする人々や体制を飛躍的に強化していく必要もあります。

日本には、まだまだ学歴信仰が根強くあります。有名大学に入ることが、「人生成功のパスポートを手に入れることなのだ」という発想です。この発想は、今後は、「ズレた発想だ!」と言われることになるでしょう。前述のように、秀才型組織管理向き人間は、社会では一定数以上は要らないのです。彼らの発想では、無から有をなす、つまり、富を生み出すことにはならないのです。「無から有をなす発想」をいかに日本で大切にできるかが勝負です。同じように、この発想を持った人間をいかに日本社会で大切にしていく仕組みをつくっていけるかが死活問題になります。

そのためにどうするか?

私は、やはり、できるだけ早くこれまでの大学入試制度を抜本的に変える必要があると思います。例えば、従来から何度も指摘されてきていますが、過度の受験戦争を終わらせるために、大学入学を容易にして、卒業をとても厳しくするやり方もあります。卒業した者だけが社会的信用を得るという方法です。
もう一つは、知識詰め込みの受験テクニックでは、決して大学入学できないような入試考査を行うということです。例えば、受験生の創造性を直接試すような入試問題にする。これまでの既成常識にとらわれないような設問を設定し、独自の見解とその根拠を示させることも面白いと思います。受験生が自分の人生で徹底的に独自に追求してきた課題とその結果を述べさせてもよいと思います。突き抜けたクリエイティブな発想を評価して大学で育てていくのです。

また、ボランティア活動や社会貢献活動などで、いかにその受験生がリーダーシップをとっていたか等を評価することも重要です。さらに、小中高校時代のクラブ活動等での体験から、どんな認識を有しているのかを示させるのも面白いと思います。同様に、これらの学生時代の活動をよく知っている方々に推薦人になってもらうことも必要でしょう。私も昔、米国のプリンストン大学院に入るときに経験しましたが、欧米の大学に入るときには、以上のようなことは当然要求されます。このような選抜になると、人と接触しないようなガリ勉・秀才タイプははずされ、本当に目的意識を持って、その大学で学びたいと熱望している魅力的な受験生が入りやすくなります。その前提として、大学の教員には、受験生の創造力や指導力等を十分に理解し、育て上げることができる人材を配置することが要請されます。

最後に、日本社会として、新時代の感性型創造エリートに対し、どのように接していけばよいのかについて述べたいと思います。私も外務省にいて在外勤務の経験がありますが、日本社会は同質性が強いためか嫉妬や妬みが強く、お互いをけなすことに熱心で、お互いを褒め合うという習慣が薄いように思いました。これは、随分もったいない話です。日本人は、欧米人のような直線的発想では出てこないような深みのある、きめ細かな発想にとても優れています。これは天下一品です!特に、モノづくりについては、そのハイセンスで、世界の市場を席捲してきた実績もあります。
ただ、前述のように嫉妬心等から、天才的発想を持った人を内輪で潰してしまうことも多いのではないかと危惧しています。これからは、このような右脳感性的な天才型の人々は、日本社会の宝です。これらの天才が、日本に1万人出てきて、それぞれが独創的な新技術・新サービスや新発見をしていけば、日本に大きな新産業がいくつもできることになります。そうなると、それらを支えていく人材群の雇用が確保できます。ここまで来れば、失業や空洞化を生み出し賃金を低下させるグローバリゼーションの影響を受けることなく、日本人は、更なる高賃金を享受できることとなるのです。
その実現のためには、日本社会に、どうしてもお互いを褒め合う仕組みをつくっていく必要があるのです。

                                          終わり    
   ★最後までお読みいただき、ありがとうございました!                      

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私が考える日本の危機解決法(第1話)No3

私が考える日本の危機解決法(第1話)No3

「どうすれば、日本の産業空洞化を防ぎ、大量失業や賃金低下を防げるか?」(その3)

5.もう今の受験型教育ではもたない(受験型教育の弊害)

これまでの日本では、受験暗記型の教育が闊歩してきました。東大などの有名大学に入ることが人生成功のパスポートと見られてきたからです。そのために、有名受験高校、有名受験中学、有名受験小学校、有名受験幼稚園、更には、有名受験予備校に入ることが重要だと思われてきました。
これらの有名受験関係校で何が行われてきたのか?最近、某省の高官と食事をする機会がありました。彼らは東大法学部出身者であり、有名受験高校出身者でした。高校1年生で、数学の微分積分を始め、ほとんど普通高校の全教育を終えていた由。後の2年間は、予備校と同じような大学受験準備をひたすらやっていたようです。毎日テストがあり、その成績者順番が教室の後ろに貼り出されていた由。劣等順番の生徒は、いつのまにか教室から姿を消していったようです。

このような典型的な競争的受験型教育ではどんな結果が起こるのでしょうか?

第1に、人と遊んだり、人と活動したりする暇がないため、対人コミュニケーション能力が育ちません。そうなると、人間関係のつまずきによって、対人恐怖に陥る人や、健全な「人とのつきあい」ができない人が激増してきます。また、このことが理由で、ひきこもりになったり、妙な劣等感を植え付けられて自信を失っていく人が多いとも聞いています。
同様に、無味乾燥な受験型科目(英数国社理など)の知識は増えても、人を魅力的にするような「生活の知恵や社会一般の常識や知恵」が育ちにくくなります。外交官だった私も過去苦しい個人体験がありますが、外国人とのつきあいをすると、その意味がよくわかります。各国外交官のつきあいの輪の中では、魅力のない人(必要情報を持たないことを含め)は徹底的に無視されてしまうのです。

第2に、受験教育では常に回答がある知識が問われるので、知識暗記型となり、自分で回答を求め模索していく能力が育ちにくくなります。つまり、設問そのものを疑い、設問の前提となる認識を深掘りしていく姿勢が育たなくなってしまいます。要は、独創性や創造力が育ちにくくなるのです。つまり、「面白い人」、「魅力的な人」がいなくなるのです。

第3に、受験テクニックが身についてしまい、テスト時間の制約上、難しい問題は先送りにしてしまうため、問題を根本的に考えたり、深い知識を身につける習慣がなくなってきます。常に、時間内で、要領よく立ち振る舞ってしまうため、真の自己認識・アイデンティティに気づけなくなり、相手に合わせるだけで自己喪失感に悩まされることになりやすいのです。つまり、自分をなくした「要領のいい人間」が激増してくるのです。

第4に、受験科目に神経が集中してしまうため、子ども・若者時代に学んでおくべき他の事象に興味が薄れてしまい、感性的な成長が遅れてしまうことになります。そうなると、受験知識・論理偏重型の「こじんまりとした人格」はできるものの、自己に内在している天性の感性が開花しなくなってしまう恐れが出てきます。論理ガチガチの左脳型人間が支配的になり、感性や直感型のしなやかな右脳型人間が生きにくくなってしまうのです。こう言うと怒られるかもしれませんが、「旧来の典型的な霞が関官僚タイプ」のマネジメント型人間が、この「左脳支配型人間」かもしれません。(勿論、官僚の中にも、感性が優れたタイプの方々もいます)

一方、現在の受験型暗記教育にも優れた面はあり、私が感じているところでは、(官僚型タイプが持つ)管理面での生真面目な整合性や総括性、天才型ではないにしても優等生的な優良性、左脳的な論理性などが認められます。これらの社会管理型教育が、日本を農業社会から工業化社会に導いてきたのも事実だと思います。
ただ、これらのマネジメント型人間は、社会の一定数いれば十分なのです。みんながそうなると、社会が活力を失い、元気がなくなってくるのです。

⇒つづく
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スウェーデン出張

1月3日~7日、スウェーデンに内閣府副大臣として出張します。
ストックホルムの真冬の気温が、最低でマイナス25度と聞いたので、防寒対策はしっかりやっていこうと思います。
今回の出張目的は、①政府の少子化対策の一環として、幼保一体化(幼稚園と保育園の一体化)関係のワーキング・チーム座長として最先進国のスウェーデンの実態を調査・視察してくること、②政府の高齢化対策、自殺対策、男女共同参画政策、消費者問題対策のとりまとめとして、やはり最先進事例を有するスウェーデンを調査してくることにあります。
同時に、スウェーデンの産業の強さの秘密も見てこようと思います。
スウェーデンは、私にとり、興味津津の国です。
帰国したら、皆さんにご報告します。お楽しみに!

ということで、「どうすれば、日本の産業空洞化を防ぎ、大量失業や賃金低下を防げるか?」(その3)は、7日に発信予定となります。

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私が考える日本の危機解決法(第1話) No2

私が考える日本の危機解決法(第1話)<strong>No2
「どうすれば、日本の産業空洞化を防ぎ、大量失業や賃金低下を防げるか?」(その2)


4.日本の夢ある将来を切り開くには、今の教育を変えるしかない!
 (暗記型受験教育から創造型感性教育へ転換を!)

グローバリゼーションのマイナス面である日本の産業空洞化や賃金低下を食い止めるためには、どうすればよいのか?

私の答えは、「常に、日本社会が、従来にない新しい技術、新しいサービス、新しい発見を持続的に世界に提供していく」ことです!

これが一番の要諦です。

わかりやすく言えば、米国のシリコンバレーのような新規企業創造の場所を日本でいくつか創って、創造型企業群を数多く生み出していくことです。同様に、従来企業群に、新規事業に果敢に挑戦してもらうことです。このような日本の創造性が、常に持続的に発揮されれば、産業の空洞化が止まり、創造力に富んだ企業群の中で日本人の高賃金が保障されます。
一方、これに失敗すれば、グローバリゼーションという世界的に巨大な大波に巻き込まれて、日本が沈没していくことになります。つまり、このことは前述した日本の不況の惨状がさらに激化していくことを意味します。

                                   ⇒つづく

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私が考える日本の危機解決法(第1話) No1

私が考える日本の危機解決法(第1話)

「どうすれば、日本の産業空洞化を防ぎ、大量失業や賃金低下を防げるか?」(その1)<strong>No1

グローバリゼーションの進展で、どんどん日本の産業空洞化が進み、同時に、デフレが進行しています。そうなると、高給取りである日本人の給与が下がっていく危険性を以前から感じています。これを何とか防ぎ、夢ある将来を切り開いていくにはどうするのか?
私もずっと考え続けてきた結果、どうしても日本の教育体系を今の受験暗記型の教育から、「創造教育」に舵を切っていかねばならないと思うようになりました。以下簡単に要旨を示します。

1.グローバリゼーションの進展
現在、日本企業の立場から見れば、人件費などのコストが高い日本等の先進国で物を生産するよりも、コストの安い途上国で生産する方が、より効果的です。優秀な技術力と多額の資本、更にはマネジメント能力さえあれば、安い労働力を雇えば、「とても安くてよい商品」ができ、それらを日本のような先進国に輸出すれば爆発的に売れるのです。例えば、ユニクロが中国で生産して、日本等の市場で成功しているのが典型的な例です。特に、賃金の面では、ミャンマーなどは、時給がわずか7円と聞きました。これでは、コスト面で日本在住の企業が勝てるはずがありません。
ここで重要なことは、「安くて優秀な商品の輸入洪水」と「日本の産業空洞化」が同時に起こっていることです。

2.デフレ社会の継続と日本産業の衰退が賃金低下を招く
当然のことながら、消費者にとっては、「安くてよい商品」の方が魅力的ですから、そちらを買うことになります。そうすると、日本社会の高コストで生産してきた従来型の企業は勝てませんから倒産することになり、失業者が増えていくことになります。また、倒産しない会社でも、商品の値段を下げるために高コストを下げるべく、正社員を減らすか、賃金を下げるか、非正規社員を増やすか、アルバイトを切るか等の合理化選択を迫られます。
これが、日本社会が現在直面している「グローバリゼーション不況の諸様相」、つまり、デフレ拡大、大量の企業倒産、非正規社員激増、高失業率、賃金低下、低賃金の外国人労働者雇用の拡大、政府税収低下(同時に起こっている政府の失業救済支出拡大、政府借金の増大)などの現実です。

3.「日本人=高級給取り」が正当化されない時代が来た!
これらの現象は、今後消えるどころかますます顕著になってきます。
特に、高給取りの日本人の給料の高さそのものが問題視されることになってくるのです。物価高の日本で「低賃金では生きていけない」と不安を持たれる方々が増えるのは当然だと思います。このグローバリゼーション不況で税収が細ってきた政府に頼っても、政府の方では救済力に限界があります。では、どうすれば、この苦境を脱して、「日本の夢ある将来を切り開く」ことができるのでしょうか?

                                      ⇒つづく

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